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新万博体育_万博体育官网-【官方授权牌照】創基150周年記念?甘利俊一氏特別講演会「AIの仕組みと人間?社会?文明」を開催

2024年12月26日

 12月20日(金)、本学小金井キャンパス(対面)及び府中キャンパス(遠隔)にて、未来価値創造研究教育特区(FLOuRISH)主催による 新万博体育_万博体育官网-【官方授权牌照】創基150周年記念?甘利俊一氏特別講演会「AIの仕組みと人間?社会?文明」が開催されました。本学所属の学生及び教職員295名(うち学生255名)が集まり大盛況となりました。

 甘利俊一先生(理化学研究所脳科学総合研究センター長、現在は理研栄誉研究員、東大名誉教授、帝京大特任教授)は、数十年に渡り、Alの発展に大きく貢献する数々の研究成果を挙げ続けています。中でも、人間の脳神経をモデルにしたニューラルネットワークについて、1967年に発表された「確率的勾配降下法」と呼ばれる学習法、 1972年に発表された「連想記憶」を可能にする数理モデルは、 2024年度のノーベル物理学賞を受賞された米プリンストン大のジョン?ホップフィールド教授や、カナダ?トロント大のジェフリー?ヒントン教授の研究にも大きな影響を与えました。これらの研究をはじめとする様々な業績により、2012年には文化功労者、 2019年に文化勲章を受章、2024年に日本学士院会員に選ばれています。

 講演では、ニューラルネットワーク研究の先進国だった日本の軌跡から、現在のAIの中核技術であるディープラーニング、生成AI拡散モデル、大規模言語モデルまで、一般の聴講者にもわかりやすいようにお話され、またAIの社会的影響やAI時代の教育をはじめとする未来社会の設計という哲学的な話に至るまで、次世代を担う学生や教職員に向けた多くのメッセージを送られました。甘利先生のお話にたくさんの参加者が熱心に耳を傾け、会場は大変な熱気に包まれました。
 また講演に続くパネルディスカッションでは、科学技術振興機構(JST)による「国家戦略分野の若手研究者及び博士後期課程学生の育成事業」(BOOST事業)と「次世代研究者挑戦的研究プログラム」(SPRING事業)に採択されている博士後期課程学生5名と本学の千葉一裕学長が甘利俊一先生とともに登壇しました。ここでは、「研究をする意味とは何か」という研究者として本質的な問いをテーマにして、なぜ自分がその研究をするのか、何を目指して研究するのか、各々の見解を述べながら甘利先生と千葉学長とともに議論を深めました。他にも、登壇学生から、苦しい時にどう自分を超えることができたのか、などの質問があり活発な議論が展開されました。
 聴講した学生からは、「ちょうど自分は研究に向いていないのではないかと悩んでいた時期だったが、純粋に研究を楽しもうと思った」「甘利先生、千葉学長、登壇学生の研究者としての本音が聞けて良かった」「甘利先生はもちろん、学長や登壇した博士学生の言葉が響いた」「博士進学に興味を持った」などの感想が寄せられました。

 講演会の後に、一般聴講の学生が甘利先生へ直接質問できる機会として開催した懇親会には、112名が集まり、甘利先生と直接話をしたい学生らの長蛇の列が出来ました。次から次へと寄せられる学生の質問に熱心に耳を傾け、ひとつ一つ丁寧にお答えになる甘利先生の姿にお人柄が垣間見え、さらに多くの学生らが集まるという現象が起き、大変な盛り上がりを見せました。



講演中の甘利俊一先生
パネルディスカッションの様子
講演の様子
登壇者と本学関係者
懇親会後の集合写真
関連リンク(別ウィンドウで開きます)

 

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